図1●内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室が公開している「ITダッシュボード」
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 「政府のIT投資が見える、分かる」。こんなキャッチフレーズで、政府情報システムに関わる様々な情報をビジュアルに見せているのが、内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室が公開している「ITダッシュボード」である(図1)。

 IT総合戦略室 参事官補佐の大西一禎氏は、ITダッシュボードの趣旨について「とにかく、国民に分かりやすく、我々の活動を見てもらい、評価をしていただこうと。従来の役人が一番嫌がることですけど、それが“ガチ”でやりましょう、というものです」と語る。

 ITダッシュボードは、米連邦政府のIT投資を可視化して国民に示した「IT Dashboard」(ITpro関連記事)を参考に、2014年7月に公開した。

 本連載の第1回~第4回では、特許庁システム、年金システムといった巨大システムの刷新計画を紹介した。ITダッシュボードは、こうした各省庁のIT投資を統制する、ITガバナンスの象徴といえる存在だ。連載第5回は、ITダッシュボードを担当する「日本版ITダッシュボード」公開の経緯と、そこから見える日本政府のITガバナンスの姿について、大西氏らに話を聞いた(写真1)。

写真●ITダッシュボードを担当する内閣官房 IT総合戦略室 参事官補佐の渡邉朋樹氏(左)、大西一禎氏(中央)、庄山裕司氏(右)
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日米のITダッシュボードを使ってみましたが、米国版はFlashを多用しているためやや動作が重く、HTMLベースの日本版の方が使いやすいと感じました。

 ありがとうございます。見やすさは、日本の方がリードしているかな、と考えています。Google Chartsをベースに、できるだけオープンソースソフトや無償ツールを使い、お金をかけない方針で構築しました。

ITダッシュボードを公開した経緯を教えて下さい。

 ITダッシュボードは、遠藤さん(遠藤紘一氏)が正式に政府CIO(内閣情報通信政策監)に就任した直後の2013年6月に閣議決定した「世界最先端IT国家創造宣言」(PDF)で設置が明記されました。ITガバナンスの一環として、政府のIT投資の透明性を高めるのが目的です。

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