NTT東西が2月1日に始めた光回線のサービス卸において、ひかり電話を月300円の卸料金で提供していることが分かった。高音質電話やテレビ電話、接続先を指定した帯域確保型のデータ通信「データコネクト」を利用できる。通話料は、ひかり電話や他社固定電話あてが3分6.4円、携帯電話あてが1分12.8秒や1分14.4円など。

 ナンバー・ディスプレイやキャッチホン、ボイスワープなどのオプションをセットにした「ひかり電話A(エース)」の卸料金は月1100円となっている。最大3時間相当の無料通話分を含み、余った分を翌月まで繰り越しできる点は、NTT東西が提供中のひかり電話Aと同じである。

 なお、光回線部分の卸料金は、戸建て向けが月3500円、集合住宅向けが月2500円である。フレッツ・テレビ(視聴には放送サービスの提供事業者との契約が別途必要)とリモート・サポートはともに月400円。

 これらの料金水準に対しては、インターネット接続事業者から「高い」という不満が早くも出ている。卸料金に自社の利益を乗せれば、既存サービスの料金とあまり変わらなくなってしまうためだ。ただ、異業種のプレーヤーの場合、本業で十分に利益を得られると判断すれば、光回線を格安で投入する可能性がある。なおNTT東西が機密保持契約を結んで協議を進めているパートナー企業は2014年末時点で約300社である。

出典:テレコムインサイド 読者限定メールマガジン創刊前1号(2015年2月4日配信)
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