ソニー・グローバルエデュケーションは、2015年4月1日にソニーとソニーコンピュータサイエンス研究所が設立した企業。世界展開を前提にした教育サービスを手掛け、オンラインのコンテスト「世界算数」では世界中から30万人もの受験者を集めた。日本発の教育サービスを世界で展開する上での工夫や苦労について、同社の礒津政明代表取締役社長に聞いた。
(記事構成:八木 玲子=日経コンピュータ)

山内:日本には優れた教育サービスがありますが、世界展開には苦労しているケースが少なくありません。そんな中で、ソニー・グローバルエデュケーションさんは最初から世界に向けたサービスを展開されています。今日は世界展開のノウハウや、苦労話を聞かせてください。

 まずは、礒津さんのプロフィールからお聞きしたいと思います。元々、教育に携わっておられたんですか?

礒津:私は2000年にソニーに入社しました。研究所や開発本部で、ソフトウエアのエンジニアとして研究開発をしていました。直近では、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)に異動して、ビジネスのインキュベーションをしていました。

 2015年4月に晴れて独立を果たして、教育事業の会社を立ち上げました。

ソニー・グローバルエデュケーションの礒津政明代表取締役社長
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山内:なるほど、エンジニアをされていたんですね。

礒津:そうなんです。実は社内にも教育の専門家がいるわけではなくて、ITの専門家が作った会社です。

山内:これまでこのコーナーに登場してくださった方にも、そういう方は少なくありません。教育の専門家は、「教育とはこうあるべき」といった固定観念に縛られてしまいがちですが、教育界の外から入ってこられる方はそれがありません。ですから、新しいサービスが生まれやすいという側面があると思います。

東京大学大学院情報学環の山内祐平教授
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