アニメーションを交えて対話型で学べる学習サービス「すらら」。全国の約100の学校や、630校ほどの学習塾に導入され、小学生から高校生まで3万人以上が利用している。サービスを立ち上げたすららネットの湯野川孝彦代表取締役社長は、人気外食チェーンの事業立ち上げなどで手腕を振るった異色の経歴の持ち主。なぜすららが生まれたか、すららが何を目指し、子どもたちの学びをどうサポートしているのか聞いた。
(記事構成:八木 玲子=日経コンピュータ)

山内:ITを使った小学生や中学生向けの学習サービスはたくさんありますが、着実に実績を上げてサービスを成長させているものは限られます。今日は、なぜすららが支持されているのか、ここに至るまでどんな苦労があったのかをぜひお聞かせください。

 まず、すららがどんなサービスなのか簡単に教えていただけますか。

湯野川:すららは、クラウド型の学習サービスです。対象は小学校高学年から高校生までで、教科は英語/国語/数学(算数)です。現時点で、3万数千人が日々すららで学習しています。

すららネット 湯野川孝彦代表取締役社長
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 主なビジネスモデルは、いわゆる「B2B2C」です。我々が学校や塾などにサービスを提供し、そこで学ぶ児童生徒が利用する形です。現在、学校は95校ほど、塾は630校ほどに導入されています。個人の利用者もいますが、全体から見ればわずかです。

 例えば以下は、すららを導入してくださっている群馬県の新島学園の授業風景です。すららで学習するために教室を改装し、250人の生徒が一斉に学んでいます。教科ごとにeラーニングで学ぶ時間が決められていて、その時間に該当する生徒がこの部屋に集まり、それぞれの教科、進捗状況に合わせた学習をしています。先生は、手元のタブレットも使いつつ、一人ひとりの学習状況を確認します。こういう授業が、既になされているんです。

群馬県の新島学園中学校・高等学校での授業風景
(出所:新島学園中学校・高等学校)
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山内:迫力がありますね。どんなコンテンツを学んでいるのでしょう。

湯野川:すららのコンテンツは、大きく「レクチャー」「ドリル」「テスト」の三つから成ります。レクチャーは授業に相当するもので、自社開発のアニメーションを通じて知識を教えます。それを定着させるためにドリルで多数の問題に取り組み、最後にテストで理解度を確認します。

「すらら」のトップ画面
(出所:すららネット)
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