ITの力強さの源泉は、いうまでもなくテクノロジーの進化にある。「『機械学習』革命」の連載を読むと、「まだまだテクノロジーは進化しているので未来は明るい」と感じる。一方で、違った思いも同時に抱いた。

 「[機械学習革命3]機械が人間を超えた」では、「ディープラーニング」という人工知能技術の一つについて解説している。この技術は人が設定したルールに基づいて処理するのではなく、人が与えたモデルに沿って判断するのでもなく、判断するモデルそのものをコンピュータが作り出すという。

 それはつまり、人には理解できない方法で判断する、といえる。どんなふうに考えたのか、人には分からないが正しい答えを導き出したということだ。

 人はミスをするが、コンピュータはある意味“絶対に”間違わない。明るい未来と同時にちょっと恐い未来を想像したのは、考えすぎだろうか。