写真●IIJなどが販売を開始する「LG G2 mini」
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 総務省が携帯電話事業者に対してSIMロック解除を義務化する方針を示し、最近、大きな注目を集めている「SIMフリー端末」。SIMロック解除は、方針通りに進めば2015年からの義務化となるが、それよりも一足早く、MVNO(仮想移動体通信事業者)がSIMフリースマートフォンと格安SIMのセット販売を開始する。

 例えば、インターネットイニシアティブ(IIJ)の100%子会社であるハイホーは2014年7月30日、LGエレクトロニクス製スマートフォン「LG G2 mini」とSIMカードのセットコースを8月1日に始めると発表した。利用料金は、スマホの分割払いを含めて月額2280円から。

 また、日本通信もLG G2 miniとのセット販売を8月1日から開始。料金は端末代を含めて月額2980円からとなっている。

 このほかビッグローブもシャープ製のスマートフォン「AQUOS PHONE SH90B」とのセット販売を7月1日から始めており、端末代を含めて月額3476円から利用できる(関連記事:ビッグローブが音声通話付き「BIGLOBEスマホ」開始、LTEスマホ代込みで月額3476円から)。

 以前は、MVNOの格安SIMを使うにはSIMフリー端末をユーザー自身で調達する必要があり、利用のハードルが高かった。それに対して、流通大手のイオンがスマホと格安SIMのセットサービス「イオンのスマートフォン」や「イオンスマホ」を提供するなどして、人気を集めていた。このような動きに続き、今度はMVNO自身がSIMフリースマホと格安SIMのセット販売を始めた格好だ。

 MVNOの格安SIMは、月間の最大データ通信量が低く抑えられるなど、携帯電話事業者に比べてサービス内容が見劣りする点がある。しかし、データ通信量が少なくても、それで十分というユーザーも少なくない。

 SIMロック解除の義務化は通信業界にとって大きな動きとなるが、こうしたMVNOの素早い動きも注視しておきたい。

■変更履歴
当初、IIJ自身もセット販売を行うとしていましたが,IIJはハイホーに対してLG G2 miniを卸すのみで、サービス主体としては100%子会社のハイホーとなります。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2014/08/04 14:30]