「The Microsoft Conference 2014」のWebサイト
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 日本マイクロソフトが東京都内でThe Microsoft Conference 2014を開催、約8400名の参加者を集めて同社のビジョンや製品/サービスの最新情報を紹介した。

 その基調講演で、同社代表執行役社長の樋口泰行氏は、同社創業以来3人目のCEOとなったSatya Nadella氏を「ただいま売り出し中」として大きな写真で紹介、同氏がインドからの移民であり、アジアへの理解も深く、日本法人としてはありがたいことだと述べた。
 また、これから企業としてのカルチャーを変えていかなければならないとし、成功にあぐらをかいてチャレンジャー精神を失っていないかどうかも再確認しなければならないという。樋口氏はこうもいった。マイクロソフトのこれまでの成功は、GUIにしてもSQLにしても、そのすべてが後からじわじわと追いかけてキャッチアップしたものだと。だから今、周回遅れであってもまだまだ大丈夫というわけだ。

モバイルでも徐々に追い付いてきた

 もちろん、モバイルシーンの話だ。昔は出張に出たらこっちのものだったと樋口氏。だが、今や、飛行機の中でもLyncで会議を強いられる。ほとんどの人がAlways Onである中で、人ひとりひとりが生み出す価値の高さをあげることで、次のオリンピックに向けて国際競争力を高めていかなければならないという。かつての生産性とは製造等の現場での効率を指していたが、今は、ホワイトカラーの生産性を指す。

 コンシューマー向けの文化と企業向けの文化は相反する。だが、マイクロソフトはそこに境目はないと考え、両方にアドレスすることで生産性の向上を徹底追求すると樋口氏はいう。前のオリンピックから半世紀がたち、ワークスタイルとライフスタイルが怖ろしいほど変化したことは誰もが知る事実だ。これから同じことがもう一度、起こる。Windowsも例外ではない。変えることを怖れなくなったマイクロソフトがWindowsをこれからどうするのか。同社の一挙手一投足から目を離せそうにない。

山田 祥平(やまだ しょうへい)
フリーランスライター
1980年代、NEC PC-9800シリーズ全盛のころからパーソナルコンピューティング関連について積極的に各紙誌に寄稿。Twitterアカウントは @syohei