2014年7月、青森県八戸市の高校2年生女子(17)が遺体で発見された。報道によると、この女子生徒はLINEでのやり取りで友人とトラブルがあり、「いじめを苦に自殺した」可能性が高いという。

 同月には山口県下関市では中学2年生男子(13)が、同級生らから下半身を露出した動画や画像を撮影され、LINEやメールでほかの同級生に送信されたという事件も報道された。動画はLINEに投稿され、グループに属する8人が閲覧できる状態となっていた。

写真1●ソーシャルを使ったいじめは当事者を厳しく追いつめる(写真はイメージ)

 LINEを使ったいじめや、LINEいじめに端を発した事件が相次いで報道されている。それだけLINEが広く浸透しているということだが、中学生高校生たちは「LINEでのいじめはきつい」と口々に言う(写真1)。LINEを使ったいじめはなぜ子どもを追い詰めるのか。その特徴と危険性について考えていく。

「すべてが敵」「孤立感」を実感

 この夏、LINEいじめを体験できるというサイト「チャットログ」が出現した(写真2)。このサイトでは、LINEを模した画面上でトークのやり取りが続く。グループ内の一人(女子)にほかのメンバーたちから「一緒にいるだけで迷惑」「消えてほしい」というトークが届き、なじり追い詰める様子は、LINEいじめの現場をのぞき見しているような錯覚を与える。最後は読者を驚かせる仕組みもあるため、閲覧する際には心してほしい。

写真2●ジョークサイト「チャットログ」の画面。LINEを使った集団いじめをのぞき見している錯覚を与える
[画像のクリックで拡大表示]

 このサイトを見ると、LINEを通じて集団でいじめられるきつさを理解できるかもしれない。LINEいじめは主にグループ内で起こっており、グループのメンバーが集団で1人をいじめている構図になることが多い。

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