子どものプログラミング学習を支援するプロジェクト「Programming Education Gathering(PEG)」の活動を報告するイベントが2014年12月23日、東京大学本郷キャンパス情報学環・福武ホールで開催された(写真1)。

写真1●イベントは東大本郷キャンパス情報学環内の福武ラーニングシアターで開催され、教育関係者やプログラミング学習の実践者が多数参加した(写真/都築雅人、以下同)

 PEGは、子ども向け参加型創造・表現活動を支援するNPO法人であるCANVASが主催し、後援企業や学校・自治体・教育関係団体などにより編成されたプロジェクト。子どもが継続的にプログラミングを学習できる場やコンテンツの作成・提供を狙いとし、2014年2月から本格的に活動をしてきた(関連記事)。

 「こどもとプログラミング -PEGのこれまでとこれから-」と題された今回のイベントは、PEGと協力してプログラミング学習を実践してきた各種団体の事例を中心に、これまでの活動内容が報告された。

 イベントの冒頭、CANVASの石戸奈々子理事長がプログラミング学習の現況およびPEGの活動概要を次のように報告した(写真2)。

写真2●プログラミング学習の現況およびPEGの活動について語るCANVAS理事長の石戸奈々子氏
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 「子どもを対象としたプログラミングが盛り上がっている背景には、中学校の技術・家庭で必修になったこと、政府の成長戦略に盛り込まれたこと、英国や韓国、フィンランドなどでの初等教育への取り組みがある。米国ではオバマ大統領がプログラミング学習に賛同するなど、世界的な動きになっている」

 「CANVASにおいては、設立当初からプログラミング学習に継続的に取り組んできた。2012年には東日本大震災の被災地でのワークショップを開催するなどしてきた。こうした活動の延長として、5000台のRaspberry Piを配ると同時に、2万5000人の子供たちにプログラミング体験を届けるPEGの活動を開始した。すでに、札幌、岩手、仙台、石巻など全国12カ所でイベントを開催し、子どもたちにプログラミング体験を届けるとともに、約1000人の指導者に向けても研修やカリキュラムの提供を実施した」

 「今後も引き続き、子どもたちが主体的に学ぶ場を提供することで、一つの表現手段としてプログラミングを伝え、ものを作る力、表現する力、コミュニケーションする力を身に付けてほしい」

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