アプリマーケット上でアプリを配信する上で、表現に関する規制がある。最近、サイバーエージェントの「ガールフレンド(仮)」というゲームアプリが、アプリ内での表現に関してApp Storeの基準に準拠するため、表示を一部制限したことが話題となった。スマートフォンアプリならではの表現に関する問題について考えてみよう。

女の子のカードイラストの一部が閲覧不可に

 当然のことながら、アプリマーケット上でアプリを提供する上では、マーケットを運営する企業側の指針に従う必要があるし、従わなければ配信中のアプリが公開停止されてしまう可能性もある。だがその基準はマーケットによって曖昧な部分も少なからずあり、運営側の裁量によって対応が変化してしまうケースも多いようだ。

 特に、マーケットの方針に関して問題が起きやすい要素の一つが、表現に関するものだ。露骨な性的要素を含むものや、残酷な表現があるものなどが削除対象となるのは多くの人が理解できる。だが、マーケット上に存在するアプリや、過去に削除されたアプリなどを見ていても、どの辺りに線引きがあるのかはっきりしないのが実情だ。

 そうしたケースの一つとして、お色気、セクシー要素を含むものがあり、最近、サイバーエージェントの「ガールフレンド(仮)」というゲームで大きな動きがあった。

iOS版「ガールフレンド(仮)」で一部のカードを閲覧したところ。女の子の絵柄が表示されるものと、されないものがあるようだ
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 このゲームは、学園を舞台としたカードゲームで、様々な女の子と出会ってカードを入手し、女の子と親密度を上げながらユーザー同士でバトルするなどして楽しむ、オーソドックスなWebベースのソーシャルゲームである。女の子と仲良くなることがゲームのコンセプトであることから、カードに描かれている女の子の姿とボイスに注力しているのが大きな特徴で、最近ではアニメ化作品の放映が決定するなど、高い人気を博している。

 同ゲームはWebブラウザー版だけでなく、スマートフォンで遊びやすいよう、iOS及びAndroid向けのアプリ版も提供されている。

 7月4日、サイバーエージェントは米アップルのアプリケーション審査ガイドラインに従うため、iOS版で一部の女の子のカードを非表示にすると発表した。実際、一部カードの絵柄を表示しようとすると、Webブラウザー版でしか閲覧できない旨の表示がなされるようになった。

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