スペイン・バルセロナで2015年3月2~5日(現地時間)に開催された携帯電話関連の見本市イベント「Mobile World Congress 2015」。モバイルに関連する世界各国の主要企業が参加するだけに、今後の業界動向を占ううえで見逃せないイベントだった。会期は終了したが、アプリを提供する側にとって注目しておくべき動きを、現地取材を基にまとめた。

Windows PhoneやFirefox OSなどが見せる新しい動き

 2015年は3月2日から4日間にわたって開催されたMobile World Congress 2015(以下、MWC)。モバイルに関連するイベントとしては世界最大となるだけに、今年の業界全体の動向を見る上でも重要なイベントとなっている。

 今年のMWCでアプリに関わる人たちが注目すべきポイントの一つは“プラットフォーム”だろう。中でも米アップルのiOSと米グーグルのAndroidの次に当たる“第3極”の動向が注目される。

 第3極の一つである「Windows Phone」を擁する米マイクロソフトは今年、Windows 10のモバイル版「Windows 10 for phones and tablets」についていくつかの発表をした(写真1)。日本で大きな意味を持つのは、複数のベンダーが相次いでWindows Phone搭載のスマートフォンなどを国内向けに提供すると発表したことだろう。

写真1●ノキアの端末部門を買収したマイクロソフトは、MWCに大規模なブースを展示。Windows 10でモバイルにも注力する姿勢を見せた
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 まずマウスコンピューターが2015年2月23日に、Windows Phoneデバイスを開発していることを表明(関連記事:マウスコンピューターがWindows Phoneベースのスマートフォン開発に着手)。「freetel」ブランドで安価なスマートフォンを販売するプラスワン・マーケティングも、Windows Phone搭載スマートフォンの国内投入を発表した(関連記事:プラスワン・マーケティングがWindows Phone OS搭載スマホを今夏までに国内発売)。

 京セラも日本向けの投入は不明としながらも、Windows Phone搭載スマートフォンのプロトタイプを公開している(写真2)。マイクロソフトがWindows Phoneの展開を本格化させたからというわけではないだろうが、「IS12T」以来途絶えていたWindows Phone端末が日本に投入される目途が立ったことは大きい。

写真2●京セラが開発しているWindows Phone搭載のスマートフォン。同社が得意とするタフネスタイプの端末となっており、法人需要を狙っての投入と見られる
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