シリコンバレーで、ベンチャーキャピタルの投資が過熱している。1999年のインターネットバブルの投資金額を上回り、第二のブームになっている。インターネットバブルでは、Webサービスが中心だったが、今回はリアル社会のサービスが中心となる。その中で、人工知能を駆使した宅配サービスが波紋を広げている。宅配は日本企業の得意分野であるが、ITを駆使したシステムからは学ぶところが少なくない。宅配サービスで横着になった、シリコンバレーの生活をレポートする。

大型投資の衝撃

出典: Instacart

 生鮮食料品宅配サービスを提供する新興企業「Instacart」は昨年12月、大手ベンチャーキャピタルから、2億2千万ドル(264億円)の投資を受けた。ベンチャーキャピタルの投資が活発だが、誕生まもない新興企業にこれだけの規模の投資が集まるのは異例だ。Instacartは、生鮮食料品を“オンデマンド”で配送する。スマホ専用アプリ「Instacart」から商品を注文すると、宅配スタッフ(Shopperと呼ばれる)が指定したスーパーマーケットで買い物をして、自宅まで届けてくれる(上の写真)。宅配費用は安く、配送時間を1時間ごとに指定できるのがうれしい。

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