Facebookが事業を開始して10年が経過した。CEOのMark Zuckerbergは次の10年をにらんだ戦略を描いている。ここで重要な役割を担うのが人工知能だ。Facebookは人工知能研究所を開設し、Deep Learning研究の第一人者であるYan LeCunの指揮の下、研究開発を進めている。ソーシャルネットワークと人工知能はどう関係するのか、また、Zuckerbergは何を目指しているのか、Facebookの人工知能戦略をレポートする。

出典: Yann LeCun
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Facebook人工知能研究所

 Facebookは2013年9月、人工知能研究所「Facebook AI Research」を開設し、同年12月にはYann LeCunが所長に就任したことを発表した。人工知能研究所が活動を始めてから約1年が経過し、研究の一端が見えてきた。LeCunは、先月、ビッグデータのカンファレンス「Data Driven NYC」で、Facebook人工知能研究所について語った。研究概要だけでなく、人工知能でビジネスを興すヒントなどにも言及し、そのもようはYouTubeなどで公開された。

 上の写真は、このカンファレンスとは別に、モントリオールで開催された人工知能学会のひとこまで、LeCunがFacebookに公開した。人工知能研究のオールスターが勢ぞろいしている。

 左から2番目がYann LeCun本人。右から、Andrew Ng(Google XからBaiduに移籍)、Yoshua Bengio(モントリオール大学教授)、Geoffrey Hinton(トロント大学教授でGoogleで研究開始)。歴史に名を残す人工知能研究者が、Facebook、Baidu、Googleに引き抜かれていることが分かる。

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