平林浩美・西友執行役員SVP 情報システム本部・GBP・PMO(右)と日高信彦・ ガートナー ジャパン代表取締役社長(写真:的野 弘路、以下同)
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日本の小売業に入ったつもりが、英語でしかもIT(情報技術)の仕事をすることになった。米ウォルマート・ストアーズ傘下の西友でCIO(チーフインフォメーションオフィサー)を務める平林浩美執行役員に、ITリサーチ大手、ガートナー ジャパンの日高信彦社長がこれまでのキャリアについて尋ねた。「オープンなコミュニケーションスタイルを心がけた」という平林氏は自部門について「期待している能力があり、かつ私たちの会社の目指すところに合致する人であれば、国籍や性別に関係なく入ってもらっている」と語る。
前編:「西友から見たウォルマートの強みは一貫性
中編:「西友とウォルマートが“融和”できた理由
(構成は谷島宣之=日経BPビジョナリー経営研究所研究員、中村建助=日経コンピュータ/ITpro編集長)

日高:私はずっと外資系企業で仕事をしてきたので、いわゆるダイバーシティ(多様性)は当たり前というか、仕事の相手が女性でも外国人でも気になりません。西友はウォルマートの傘下に入っていますから、平林さんも今、仕事をする上で、自分が女性だとか、日本人だとか、それほど意識していないのではないでしょうか。

 欧米社会の中で、特にITの仕事に就いていたら、女性とか男性ってほとんど誰も気にしていないと思うのですがいかがですか。

平林:今、この会社の中では意識しないです。ただ、毎年新年に開かれる、ある会合に行くと、「ああ、私は女だった」と意識します。そこはお取引先に関係する、経営幹部の懇親会のような場所で、お声がけいただいて毎年行くのですが、会場にいるのは本当に男性だけです(笑)。何年たってもそうです。

日高:色々事情があるのでしょうが懇親会もコミュニティーの1つですから、うちのダイバーシティはどうなのか、と問題意識を持たれたほうがよいでしょうね。

平林:そうかもしれませんね。ただ、主催者がどうこうということではなく、その場に幹部を送り出している個々の企業がまだ女性のエグゼクティブを登用してないということなのかなあと思ったりします。

日本女性は強力である

日高:日本企業も確実に変わってくるでしょう。経営トップはまだそれほど多くはないですが、その次のレベルでしたら後数年で相当増えてくると期待しています。

 グローバルビジネスということでも、日本の女性は強いのではないかと思うのですが。日本女性はコミュニケーション能力があるし、それからフレキシブルというか、恐れないというか(笑)、強力ではないですか。

平林:意外に結構はっきり言いますよね。

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