もはやソーシャルメディアは広告媒体の一部でしかない。米調査会社フォレスター・リサーチは今月のはじめ、こう結論づけたリポートを発表した。

 「It's Time To Separate "Social" From "Media"(“ソーシャル”と“メディア”が切り離されるとき)」と題された同リポートには、「Why Marketers Must Hand Social Ad Budgets To Media Buyers(なぜマーケッターはソーシャル広告費用をメディアバイヤーに委ねるべきなのか)」という副題が付けられている。

 この副題こそが、今後の「ソーシャルメディアマーケティング」に対する一つの提言だと言ってよい。つまり、少なくとも米国においては「ソーシャルメディアマーケティング」の名のもと展開されている活動のほとんどはソーシャル広告出稿であり、それに対して計上されている予算は「広告費」として、メディアバイイングの一環として考えるべきだということを、このリポートは示唆している。

 ソーシャルメディアの広告媒体化。これは今に始まったことではなく、以前から指摘されてきたことではある。例えば、Facebookでは、ここ2年ほどFacebookページのオーガニックリーチ(無料の配信を通してページ投稿が表示されたユニークユーザーの合計数)が減少し続けているが、一方でペイドリーチ(広告として表示されたユニークユーザーの合計数)のパフォーマンスは非常に高くなっている。言い換えれば、あれこれ工夫を凝らしてソーシャルメディア上で“刺さる”コンテンツを展開することを考えるよりも(リーチだけを考えるのであれば)、むしろある程度の予算を投下し、広告を積極的に展開した方が良いと考えられている。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら