不動産テックベンチャーのSuMiKa(スミカ)は注文住宅大手タマホームなどと共同で、消費者がインターネット経由で内装や間取りを選んで注文できる住宅を2016年11月中に発売する。消費者はSuMiKaのWebサイト上で、広さ、間取り、壁紙や床材などを選択。つど変わる見積額を見ながら、自分好みの住宅を仕上げる。既製品である建て売り住宅に、オーダーメード住宅のような選択を可能にすることで、型通りの建て売り住宅では満足しない消費者の需要を取り込む。

 不動産テックは、ITを使って既存の不動産業にない新しいサービスを提供する企業や、サービスそのものを指す。人工知能(AI)などで中古マンションの売買相場を自動推定してネット上で公開したり、不透明だったリノベーションの工程をスマホで記録してガラス張りにしたりといったサービスが代表例だ。

スマートフォンからでも利用できる
(出所:SuMiKa)
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 発売するのは「スマートメイド型住宅」。SuMiKaは住宅の間取りなどをネット上で編集するシステムを独自開発。同システムで間取りや内外装を編集することを前提にした住宅を、タマホーム、および山口県防府市の工務店である銘建と共同開発した。第一弾として5種類を発売する。

 消費者は同システムを使い、「外観やサイズ」「フロアプラン」「インテリア」「エクステリア」「オプション」の5分野について、好みを選ぶ。組み合わせのパターンは130万通りに上るという。

 組み合わせた結果は自分だけのカタログとして保存でき、いつでも再編集できる。ネット経由でできるのは見積もりの提示までで、詳細な間取りの確認や契約はタマホームなどの店頭で実施する。

 第一弾の商品としてタマホームが発売するのは、1214万~1659万円(税別)の「クローバーコンパクト」(延床面積:60、80、100平方メートル)など5種類。対象の住宅は順次増やす。編集システムの利用料は無料で、SuMiKaは成約額に応じた報酬をタマホームなどから受け取る。

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