SAPジャパンは2016年中に、次世代ERP(統合基幹業務システム)製品「SAP S/4HANA Enterprise Management」のSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)版を提供開始する。PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を活用して、追加開発(アドオン)を分離したのが特徴だ。

SAP S/4HANA Enterprise Management Cloudの画面例
(画像提供:SAPジャパン)
[画像のクリックで拡大表示]

 S/4HANA Enterprise Managementは、従来の「SAP ERP」の後継製品。会計、調達、人事などの機能を提供する。2015年11月にオンプレミス版の提供を開始。SAPのクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud(HEC)」などでも利用できる。

 同社のインメモリーデータベース「HANA」を利用し、ビジネスに関わる大量データの迅速な収集や分析、活用を狙う。クラウド型の経費精算サービス「Concur」や企業向けの購買ネットワークを提供する調達支援サービス「Ariba」などと連携する。

 SAPはSAP ERPをはじめとする主要製品の保守期限を2025年までとしており、S/4HANAの導入を促している。S/4HANAの採用企業は2016年9月末時点で、全世界で4100社以上。日本企業については非公開だが、大手では伊藤忠商事が採用を表明しており、2018年度に稼働させる計画だ。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら