NECと米ゼネラル・エレクトリック(GE)のグループ会社である米GEデジタルは2016年10月26日、IoT(インターネット・オブ・シングズ)分野で提携すると発表した。NECは、GEが提供するIoTプラットフォーム「Predix」の導入支援を、国内外の製造業のユーザー向けに提供する。Predixは、産業用機器が生み出す大量のデータを収集して分析できるクラウドサービスである。

NECの榎本亮執行役員(右)とGEデジタルのチャネル・アライアンス・ビジネス開発 ベンチャー担当 グローバル責任者のデンジル・サミュエルズ氏
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 NECはこれまで、IoTを活用する製品群を拡充してきた。2016年9月には、IoT基盤「NEC the WISE IoT Platform」を発表。データ収集機能、人工知能(AI)を使った分析機能などを用意。Amazon Web Service、Microsoft Azureといったパブリッククラウドサービス上でも利用できるようにしている。

 Predixはもともと、ユーザー企業が直接利用できるクラウドサービスである。「NECはPredixの販売代理店となるわけではない」。(NECの榎本亮執行役員)。

 NECの役割は、「既に構築した基幹システムと、Predixを連携させたいというユーザー企業の需要に応えることだ」(榎本執行役員)。既存の基幹システムとPredixを連携させるためには、基幹システムの構築や運用ノウハウに長けているベンダーが求められる。「当社はグループ内に3000人以上のSAPの技術者を育成しており、基幹システムの構築、運用ノウハウはGEよりも強い」(榎本執行役員)。

NECの榎本亮執行役員
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 Predixと基幹システムを連携させれば、工場などの現場のOT(オペレーショナルテクノロジー)と企業内の情報システムであるITを組み合わせた、より効率的な生産モデルを構築できる。

 例えば、生産拠点や工場などの現場で得られたデータと、基幹システムが管理する財務会計のデータを組み合わせて分析する。生産計画やコスト削減に役立てられるという。

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