三井不動産は2017年9月13日、倉庫業務を効率化するためのIT関連設備・機器、システムなどを紹介するショールームを千葉県船橋市の同社倉庫内に新設した。自動倉庫システムや無人搬送台車など、ITを活用した16種類の設備や機器類を実演展示し、倉庫業務の効率化に向けたコンサルティングや、設備類の購入・リースの相談などにも応じる。「IT武装」で物流を効率化したい物流業者や荷主企業の取り込みを図り、倉庫賃貸事業を軌道に乗せたい考えだ。

 千葉県船橋市の臨海部、三井不動産の商業施設「ららぽーと東京ベイ」の向かい側に2016年9月に開設された「三井不動産ロジスティクスパーク船橋I」。延床面積6万坪(約19万8000平方メートル)、東京ドーム4個分という巨大倉庫である。この倉庫の一角に新しいショールーム「MFLP ICT LABO」を開設した。

ショールームを新設した、千葉県船橋市の「三井不動産ロジスティクスパーク船橋I」
(写真提供:三井不動産)
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 ショールームに入るとまず目に飛び込んでくるのが、ロボットによる荷物の格納・ピッキングシステム「オートストア」だ。ジャングルジムのように組まれた支柱や梁の上を搬送ロボットが縦横に走り、作業台からの指示に従ってコンテナから機敏に荷物を出し入れする。

 「作業者は作業台から動き回る必要がないうえ、コンテナを高さ5メートル超まで高密度に積み上げられ、倉庫内の収納スペースを平置き棚の3分の1程度に圧縮できます」。同システムを国内で販売する岡村製作所の説明員がオートストアを実際に操作しながらそう解説する。既にニトリホールディングスが川崎市内の倉庫で導入しており、「1日当たり50人分を省人化できる」と物流関係者の注目を集めた最新鋭のシステムだ。

ショールーム「MFLP ICT LABO」の内部。中央奥の赤い色の設備が、ロボットによる荷物の格納・ピッキングシステム「オートストア」だ
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 現時点では国内でニトリなど3カ所でしか稼働していない実機。三井不動産は今回、わざわざデモ専用に設置し、解説付きでじっくりと観察できるようにした。ショールームには他にも、ロボットスーツや荷物の無人搬送ロボット、作業員の動きを見える化する動線分析システム、倉庫内の電力管理システム、顔認証による入退室管理システムなど、物流倉庫の効率化に役立つ製品やサービスがずらりと陳列されている。

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