NTTドコモの秋永和計イノベーション統括部クラウドソリューション担当課長
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 「顧客とのコミュニケーションをいかに円滑にするかは、当社にとって一丁目一番地の生業と言える。iモード以来のチャレンジだと捉えている」。NTTドコモの秋永和計イノベーション統括部クラウドソリューション担当課長は、同社が2018年春に本格展開する対話AI(人工知能)「AIエージェント」についてこう語る。

 AIエージェントは音声による対話AIの仕組みの総称。利用者がドコモの携帯端末や自動車、家電機器などに音声で「タクシーを呼んでほしい」「母の日のプレゼントを買いたい」などと依頼すると、AIが予約や購買などを実行して結果を返す。ユーザーの行動を先読みして、宅配便が届く時間帯に利用者が家から離れた場所にいる場合に、配達時間の変更を提案するといったプッシュ型サービスも可能にする。

 ドコモは既に「しゃべってコンシェル」「自然対話プラットフォーム」といった自然言語による対話AI機能や、IoT(インターネット・オブ・シングズ)機器制御などのAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を提供している。AIエージェントはこれらを基に「2種類のエージェントと3種類のエンジンで構成するプラットフォーム」として再編したものだ。

 AIエージェントで目指すのは、米アップルの「Siri」をはじめとする現在の音声アシスタント機能を超えた存在。「Siriやしゃべってコンシェルなどは一定の支持を得ている。問題は次のブレークをどう実現するか。そこを狙っていきたい」と秋永担当課長は意欲を見せる。

執事と専門家が連携しておもてなし

 AIエージェントの特徴は、エージェントを「メインエージェント」「エキスパートエージェント」の二段構えで構成することだ。

テレビに搭載されているメインエージェントのイメージ。「執事」の役割を果たす
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