マツモトキヨシホールディングス(HD)のオムニチャネル戦略が動き出した。第一弾として7月1日付けでグループの企業Webサイトを統合。ドラッグストアとして初めて店頭の在庫をネットで確認したり、ネットから商品の取り置きを頼んだりできるようにした。店舗とECのポイントも共通化し、顧客の購買行動を把握して販促や店作りに生かす。来店前の客にもマツモトキヨシ店舗との接点を増やし、急拡大する日用品のECに対抗する。

写真1●「オムニチャネル戦略は全社を巻き込んだ取り組み」と語る松田氏
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 「リアル店舗とECサイトの間、当社のグループ企業の間、それぞれの看板をまたいだ買い物をお手伝いする」。こう語るのはマツモトキヨシHDでオムニチャネル戦略の推進を担当する松田崇 経営企画部グループ経営管理課次長だ(写真1)。小売店の来店客を同社のECサイトに送ったり、逆にECサイトの客を店舗に誘導したりする。あるいはマツモトキヨシ店舗とECサイト、グループ企業の店舗で、会員ポイントを共通に利用できるようにする。こうした取り組みを通じ、「顧客の生活導線の中で欲しい商品をすぐに買ってもらえる環境」(同)を構築する。

 第一弾として実施したのが同社の公式Webサイトの刷新だ。ECサイトと10件以上あった同社グループの企業サイトを統合した新たな公式サイトを、7月1日付けで開設した。

ドラッグストア初、店頭在庫をネットで確認

 同サイトを通じて提供する新サービスの一つが、小売店頭にある商品の在庫や価格をWebブラウザーから確認できるというものだ。利用者は店舗を同サイトで検索して、よく訪れる店舗やお気に入りの店舗として登録する。登録店舗の商品について、在庫の有無や店頭での価格を店舗を訪れずに確認できる。

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