日本マクドナルドは2017年6月19日、社内ネットワークにウイルスが侵入し、店舗で電子マネーによる決済やポイントサービスを利用できなくなったと公表した。

日本マクドナルドで発生したシステム障害の説明
(出所:日本マクドナルド)
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 この障害に関するニュースで、一部の報道機関が「日本マクドナルドが『ウイルスはWannaCryかもしれない』とコメントした」と報じた。また「大量のパケットが生じたのが障害の原因」とも報じられた。

 WannaCryは、2017年5月12日以降、世界中で大規模な感染被害をもたらしたランサムウエア。パソコンのデータを暗号化してユーザーがアクセスできないようにした後に、データを元に戻す方法の提示と引き換えに金銭を要求する。ランサムウエアなら、感染後に金銭を要求する脅迫文が表示されるはずだ。ネット上でも、SNSやブログなどで「WannaCryならなぜ気付かない?」といった書き込みが目立つようになった。

5月に大規模な感染被害を引き起こしたWannaCryの脅迫文
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 マクドナルドは、どうして「WannaCryかも」と言ったのか。その答えは、新しいタイプのWannaCryの出現と、あまり知られていないWannaCryの挙動にあった。

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