2017年6月21日、第1回「情報処理安全確保支援士試験」の受験者数や合格者などが発表された。「国内初のサイバーセキュリティの国家資格」という触れ込みがある一方で、有料の講習が義務付けられるなど資格取得の敬遠につながりかねない要素もあり、受験者数の増減が予想できなかった。蓋を開けてみると、同試験の前身である情報セキュリティスペシャリスト試験(以下、セスペ試験)より若干少ない程度。合格率も大きくは変わらなかった。

範囲や時間は「セスペ」と同じ

 情報処理安全確保支援士(以下、支援士)は、情報セキュリティの専門的な知識や技能を有することを認定する国家資格制度。支援士試験は、情報処理技術者試験制度の枠組みで実施されてきたセスペ試験をベースにしている。

 セスペ試験は2016年秋期(10月)を最後に廃止され、2017年春期から支援士試験になった。同試験は、情報処理安全確保支援士制度という、従来とは別の枠組みで実施される。

情報処理技術者試験制度と情報処理安全確保支援士制度
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 支援士試験の出題範囲や出題形式、試験時間は、セスペ試験を踏襲。試験の実施機関である情報処理推進機構(IPA)のIT人材育成本部 情報処理技術者試験センターの本多康弘グループリーダーによると、「試験の難易度も、セスペ試験と同じに設定した」という。

支援士試験の試験時間
(出所:IPA)
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 なお、第1回の午後試験のテーマは、午後Iが「社内で発生したセキュリティインシデント」「Webサイトのセキュリティ対策」「クラウドサービスの認証連携」、午後IIは「マルウエアの解析」「社内システムの情報セキュリティ対策強化」だった。

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