三井住友銀行がクラウド活用を加速させる。自社拠点のプライベートクラウド、ベンダー拠点に設置するプライベートクラウド、パブリッククラウドという3種のクラウド環境の活用に、2015年秋から順次、乗り出した。システムごとに、求められるセキュリティレベルや柔軟性に応じて、3種のクラウド環境を使い分ける方針だ()。

図●三井住友銀行が新たに始めるクラウド活用
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プライベートクラウドも従量課金

 自社拠点のプライベートクラウドは、銀行業務を支える重要システムの稼働基盤とする。2015年10月に構築を始めた。2017年度に、最初のシステムを本稼働させる計画だ。その後、全システムの4分の1から5分の1に当たる、約50のシステムを移行する。

 銀行システムには、時期によって負荷が大きく変わるものが少なくない。例えばネットバンキングは給与振り込み時期にアクセスが集中し、与信やワークフローなどは月末に負荷が高まる。クラウド化によってこうしたシステム間でリソースを融通し合えるようにするという。

 自社拠点のプライベートクラウドのプラットフォームは、運用管理を委託する日本IBMの資産を用いる。三井住友銀行はサーバーやストレージなどを自社所有せずに、従量課金制で日本IBMに料金を支払う。

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