BPOベンダーがPC作業の自動化支援などRPA事業に続々と参入している。背景にあるのはRPAの普及でデータ入力などの受託業務が減るとの危機感。RPAを敵にせず味方につける作戦だが、先行するIT大手との戦いが待つ。

 業務受託のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ベンダーが、データの繰り返し入力といったPCの定型作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の関連事業に相次ぎ乗り出している。

 日米でBPO事業を展開するZationは2017年11月、RPA導入支援サービスの提供を始めた。PC作業の自動化プログラムであるソフトウエアロボット(ソフトロボ)の開発環境をユーザー企業に提供するほか、ソフトロボの開発代行やサポートも請け負う。2017年9月にはTMJがソフトロボの導入支援や運用代行から成る新サービスを開始。BPO大手のトランスコスモスやNTTデータスマートソーシングも関連サービスに参入済みだ。

BPOベンダーのRPA導入支援サービスの特徴
(写真提供:TMJ)
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 各社が強みと訴えるのはオフィス業務の分析力だ。受託した業務プロセスを分析する社員にRPAの導入支援に向けたトレーニングを実施。マウス操作や画面上のクリック位置といった具体的なPC操作の単位で業務を分析できるスキルを身に付けさせた。NTTデータスマートソーシングは十数人、TMJは数十人の業務プロセスアナリストがRPA導入支援に携わる。

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