中小企業が弥生の会計ソフトで作成した会計データをアップロードすると、融資の可否を自動で判断してくれる――。そんなサービスが2017年12月に登場した。人工知能(AI)を活用することで従来よりも融資のハードルを下げる。

 手掛けるのはオリックスと弥生が共同で設立したアルトア。「アルトア オンライン融資サービス」は匿名化した過去の企業業績と弥生の会計データを組み合わせてAIにより分析し与信モデルを構築するのが特徴だ。データ分析サービスのd.a.t.と協業し、同社が開発した機械学習や自然言語処理の技術を活用する。

「アルトア オンライン融資サービス」の概要
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AIが与信審査を支援

 融資を望む中小企業は弥生の会計データを最低1年分と本人確認書類などをアップロードする。初回は最短2日、次回以降は即日で融資を受けられる。融資金額は50万~300万円で金利は3.8~14.8%、返済期間は最長12カ月となる。

 従来の金融機関への融資申し込みと比べて必要な書類が少ない。審査の手間が減り必要な時に資金を調達し易くなる。弥生が2016年3月に実施したアンケート調査によると、会計ソフトの法人ユーザーのうち短期資金の需要があると答えたのは85%。そのうち金融機関を利用したと答えたのは57.1%にとどまった。アルトアの岡本浩一郎社長は「潜在的な資金需要を掘り起こしたい」と意気込む。

アルトアの岡本浩一郎社長
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