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 大手携帯電話会社よりも通信コストが安く、通信会社(MVNO)ごとに特徴的なサービスが提供されている「格安SIM」。MVNOは基地局をはじめとした大手携帯電話会社のネットワーク設備に相乗りする形でモバイル通信サービスを提供しているが、MVNO自身が持つネットワーク設備や確保している帯域の状況によって、その通信速度は各社で異なる。

 特に、平日昼の12時台や18時台は利用が集中するため、通信速度が遅くなりやすい。速度の低下を防ぐには設備の設定や増強といった対策が欠かせず、MVNO各社の取り組みに左右される。

 今回は、日経トレンディネットの専門サイト「格安スマホはこう選べ!」が、2016年9月から2017年10月までの1年間、計測してきた格安SIMの通信速度テストの結果を振り返ってみよう。

 格安SIMの通信速度テストでは、およそ2カ月ごとに「IIJmioモバイルサービス(タイプD)」「楽天モバイル」「イオンモバイル」「OCN モバイル ONE」「LINEモバイル」「BIGLOBEモバイル(タイプD)」「mineo(Dプラン)」「FREETEL SIM」の8社の格安SIMについて実際に通信速度をテストしている。

 測定地点は東京都内の新宿駅周辺と秋葉原駅周辺、そして地方都市の例として長野県佐久市・佐久平駅周辺の3カ所だ。測定は毎回平日、通信速度が比較的良好な9時台と、通信速度が遅くなる12時台および18時台に実施。イードの速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」とYouTube再生時の下り平均速度をそれぞれ測定することで、通信回線そのものの実力と、実際の利用環境における通信速度の双方を評価している。

 1年間の結果を振り返ることで、時期が及ぼす通信速度への影響や、各社の速度の変遷などを視覚化し、個々の測定では見えづらい格安SIMの長期的な通信品質の変化を捉えたい。

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