[画像のクリックで拡大表示]

 アップルの「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」が発売されて2カ月以上が経った。防水防じん性能やSuicaへの対応などの「日本仕様」が特徴だ。

 iPhone 7/7 Plusは、アップルからはSIMロックが掛かっていないSIMフリー版が販売されている。SIMフリー版は通信料金が安い「格安SIM」と組み合せやすいのが特徴。最初にiPhone本体を一括価格で購入する必要はあるが、2年間のコストを比較するとキャリア版のiPhoneよりもおおむね安いのがメリットだ(参考記事:「SIMフリーのiPhone 7」はどれだけ得か

 では、数ある格安SIMのうち、iPhoneに合うのはどれだろうか。SIMフリー版iPhoneと組み合わせる格安SIMを選ぶ3つのポイントと、おすすめの格安SIMを6つ紹介する。

【1】動画・音楽に使う「通信量」が増える

 格安SIMを選ぶ上で重要なのは「通信量」だ。通信量を多く消費しがちなサービスが増えるなか、最近では過去にないほどの大容量のプランや、特定の通信を無料にするプランなどが登場している。自分の用途に合った料金プランやサービスを持つ格安SIMを選択することで、iPhoneをよりお得に利用できるのだ。

 ひとつ目のポイントは、見放題・聴き放題サービスへの対応だ。

 最近、定額で動画や音楽が見放題・聴き放題になる配信サービスがいくつも登場している。動画配信サービスなら「Hulu」「Netflix」「dTV」「Amazonプライム・ビデオ」が、音楽配信サービスなら「Apple Music」「LINE MUSIC」「Spotify」「AWA」などが有名だ。

 また、オリジナル番組を配信する「AbemaTV」や、民放ラジオ局のサイマル放送を聴取できる「radiko.jp」なども注目を集めている。

 こうした配信サービスでは、再生時間が長くなるほど通信量も増える。長時間、動画や音楽を楽しんでいると、いつの間にか利用できるデータ容量がなくなっていることもありうる。

 また、動画や音楽の品質にも注意する必要がある。

 例えば、「dTV」で配信されている映画「ダ・ヴィンチ・コード」(吹き替え版、上映時間2時間30分)をダウンロードした際のファイルサイズは、画質が一番低い「きれい」でも約0.5GB(532.8MB)、「すごくきれい」で約1.6GB(1598.0MB)、最も高画質な「HD」では約3.2GB(3207.6MB)だ。画質が上がるにつれて、ファイルサイズが大きくなっているのがわかるだろう。

 もし、格安SIMで一般的な月3GBまでの料金プランを契約している人が映画をHD画質でダウンロードした場合、それだけで月のデータ容量を使い切ってしまうことになる。高画質で動画を楽しむには、それだけ通信容量が必要になるのだ。

 動画・音楽の配信サービスを格安SIMで楽しみたい人は、「大容量プラン」(本記事ではデータ容量が月20GB以上のプランを指す)や「使い放題プラン」を選ぶほうがいいだろう。

 大容量プランは毎月使えるデータ容量に上限があり、使い放題プランよりも月額料金が高い代わりに通信速度が比較的速い。一方、使い放題プランは毎月のデータ容量に上限はなく、大容量プランよりも月額料金が安い代わりに、通信速度は比較的遅めだ。最大通信速度を3Mbpsなどにあらかじめ制限している格安SIMもある。

月20GB以上の大容量プランと使い放題プランの一例(音声通話SIM)
[画像のクリックで拡大表示]

 動画・音楽配信サービスを高品質で楽しみたいなら大容量プランがある格安SIMを、通信品質を抑えてコストを優先するなら使い放題プランの格安SIMと選び分けよう。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら