「えっ。これはそういう意味だったの!」――。ビジネス文書やメールなどに書かれた文章の意味が想定と異なっていたことを知り、驚いた経験はないでしょうか。

 ビジネスの現場では、文章を通じて様々なやり取りをします。文章が分かりにくいと誤解が生じ、トラブルを引き起こします。例えばシステム開発においては、開発・運用作業の“手戻り”が発生したり、設計ミスやプログラムのバグを生んだりします。

 トラブルこそ起こらなくても、分かりにくい文章は読み手にとって負担になります。内容を把握するのに時間や手間が掛かるからです。書き手は「分かりにくい文章を書く人だ」と思われ、仕事人としての評判や信頼度も落としてしまいます。

 今回の週末スペシャルでは、ITの現場でありがちな意味の分かりにくい文章とその改善方法を、「伝わる文章の構成・査読・指導力 向上講座」の講師を務める豊田倫子氏への取材から構成しました。

 早速、第1問です。以下の文章は、ビジネス上のトラブルを引き起こす危険性があります。何が問題か、分かりますか?

【例文1】PCとプロジェクターをつなぐケーブルを用意してください。

 解説は、次のページです。

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