世界のゲーム関係者が集う米国のゲーム開発者会議「Game Developers Conference」(GDC)が2016年3月14日から18日にサンフランシスコで開催されました。例年、その年のゲームトレンドが見えてくることから、ゲーム業界の中でも注目度が高いイベントです。

 今年はまさに「VR」一色。2012年にOculus(オキュラス)のVRヘッドマウントディスプレイ試作機「Oculus Rift DK1」が登場してから4年、今年は、そのオキュラスの「Oculus Rift」ほか、HTCとヴァルブが共同開発した「HTC Vive」、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE/旧ソニー・コンピュータエンタテインメント)の「PlayStation VR」(PSVR)の製品版が相次いで一般発売されるとあって、VR関連の発表や展示が盛りだくさんでした。

 なかでも大きな話題といえば、SIEのPSVRの製品版が公開になり、同時に発売時期と価格が発表になったことです。これまで2016年上半期に発売するとアナウンスされていましたが、10月発売に。予定が遅れるのは、初期出荷台数をそろえたいという意向からのようです。価格は399ドル。日本円では4万4980円となりました。

PSVRの価格を発表するSIEのアンドリュー・ハウス氏
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 ただ、PSVRで遊ぶには、PlayStation 4(PS4)に加えて、ヘッドマウントディスプレイやコントローラーの動きを認識する「PlayStation Camera」(PS Camera)が必要。PSVRと、スティック型のモーションコントローラー「PlayStation Move」(PS Move)、PS Cameraをバンドルしたセットは499ドル(日本での価格は未発表)ですが、ハイエンドPCが必要となるOculus RiftやHTC Viveが、ヘッドマウントディスプレイのセットだけで10万円前後することを考えると、PS4ユーザーとっては「買ってもいいかな」と思える価格に収まっているといえるでしょう。

 PS4の全世界での販売台数は、1月の時点で約3600万台。年内で4000万台に達すると言われています。米国のシンクタンクは、PSVRの販売台数は、年内にワールドワイドで160万台と予測しており、予約がスタートしている米国では出足は好調のようです。

展示されていたPSVR
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