2017年12月、日本マイクロソフトの12.3型Windowsタブレット、Surface ProシリーズにLTEモデル「Surface Pro LTE Advanced」が追加された。携帯電話の通信機能(LTE)を使ってインターネットに接続できるという、モバイラー待望のモデルだ。その使い勝手を、実際に購入して使用しているライターの阿久津良和氏のレポートでお届けする。

 Surface ProシリーズのLTEモデル「Surface Pro LTE Advanced」は、日本マイクロソフトが2017年6月に発売したSurface Pro(2017年モデル、以下Surface Pro)をベースにLTE機能を追加したものだ。

 LTE機能は日本国内の主要バンドを含めた20バンド対応で、大手国内キャリアとのIOT(Inter-Operability Testing: 相互接続性試験)を実施している。複数のLTE回線を同時使用することで通信速度を高めるキャリアアグリゲーションをサポートし、通信速度は理論値で最大450Mbpsとなる。

LTE機能でインターネット接続中のSurface Pro LTE Advanced。ここにたどり着くまで半月を要した……
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 ただしSurface Pro LTE Advancedは、法人向けモデルのみで一般消費者向けの販売は未定という点に注意したい。この製品は、企業向けにWindows 10 ProやOffice 365 Businessなどをサブスクリプション形式で提供する「Microsoft 365 Business」と同時に発表された。つまりターゲットは出先で2-in-1 PCを必要とするビジネスパーソンだ。2017年末に売れ行きを関係者に尋ねたところ、デバイスの確保が難しいほど好調であるとのことだった。狙いは当たっていると言えるだろう。

 今回登場したのは2モデル。CPUの第7世代Intel Core i5とLTE通信機能は共通で、主な違いはメモリーとストレージの容量だ。マイクロソフトのwebサイトでの価格は、メモリー4GB、ストレージ128GBのモデルで12万9800円。メモリー8GB、ストレージ256GBのモデルで14万9800円となっている。

 Core i7搭載モデルがないことに疑問を覚えると思うが、これは冷却ファンの有無が関係している。Core i7搭載モデルには、高いクロック周波数で動作するCPUを冷却するファンがついているが、Core m3とCore i5搭載モデルはこのファンがなく動作音が静かなファンレスモデルだ。この冷却ファンがなくなった部分にアンテナを配置することで、LTE対応を実現している。

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