都道府県CIOフォーラムは、第12回年次総会を8月25日・26日の2日間にわたって佐賀市内で開催した。初日のテーマは、自治体で実装段階に入ろうとしているマイナンバーシステムに関して。ガイドラインがなかなか提示されない中で、どのような行動を採るべきか議論がなされた。2日めは、オープンデータ政策への取り組み方法を議論。続いて、実際にテレワークを利用している県庁職員による報告会を行った。また、26日・27日に初の試みとしてICT利活用先進事例の視察を実施。佐賀県内の農業改良普及センターや学校を訪問した。

(構成:本間 康裕=日経コンピュータ、写真:諸石 信)

目次

ディスカッション1-1
マイナンバー制度のためのシステム実装
 
ディスカッション1-2
個人情報保護評価のひな型は作らず
 
ディスカッション2
オープンデータの取り組みと見えてきた課題
 
特別報告・視察
佐賀県ICT利活用先進事例:テレワークとICT授業など
 

■「都道府県CIOフォーラム 第12回年次総会」
プログラム
2014年8月25日(月) 初日
時間 内容
13:40~14:00 Opening Networking(名刺交換、展示コーナーご案内)
14:00~14:15 会長挨拶
都道府県CIOフォーラム会長 佐賀県CIO 森本 登志男氏 +事務局からのご案内
14:15~14:45 特別講演
「近未来の常識を作る佐賀県の『全国初』」
佐賀県 知事 古川 康氏
14:45~15:10 議事 (活動報告ほか)
15:10~15:40 協賛社セッション
ヴイエムウェア、ブルーコートシステムズ
15:40~16:00 (休憩)
16:00~17:50 テーマディスカッション1
「マイナンバー制度のためのシステム実装」(その1)(その2)
【講演】「社会保障分野における番号制度の活用方策とシステム対応」
厚生労働省 情報政策担当参事官 鯨井 佳則氏
【講演】「特定個人情報の適正な取扱いについて」
特定個人情報保護委員会事務局 総務課長 松元 照仁氏
+ディスカッション[改修・整備のスケジュール・費用、市町村支援とクラウド化、PIAの組織・体制と実務/セキュリティ対策、条例改正]
18:10~19:10 Reception(情報交換会)
2014年8月26日(火) 2日目
9:00~9:20 Opening Networking(展示コーナーご案内)
9:20~9:30 初日の総括
都道府県CIOフォーラム会長 佐賀県CIO 森本 登志男氏
9:30~10:00 協賛社セッション
セールスフォース・ドットコム、AvePoint Japan
10:00~10:30 特別講演
「佐賀県Do-IT!(データ利活用)プロジェクト」
佐賀県CIO 森本 登志男氏 (ゲストスピーカー:工藤 卓哉氏)
10:30~10:50 (休憩)
10:50~12:30 ディスカッション2
「オープンデータの取り組みと見えてきた課題」
【講演】「公共クラウドについて」
総務省 自治行政局地域力創造グループ 地域情報政策室 課長補佐 渡部 貴徳氏
【講演】「オープンデータの取組の地方公共団体への普及策等に関する検討状況」
内閣官房IT総合戦略室 企画調査官 田雑 征治氏
+ディスカッション[国の支援策と公共クラウド政策、課題(庁内調整・基盤/データ整備・コスト・活用促進)、セキュリティ対策]
12:40~13:30 Lunch(情報交換会)
13:40~14:30 特別報告
「佐賀県におけるワークスタイル変革 ~テレワーク実践の現場~」
佐賀県 CIO 森本 登志男氏 佐賀県 武雄県税事務所 所長 徳渕 優子氏
佐賀県 園芸課 主査 松村 美由紀氏 佐賀県 職員課 副主査 武藤 あゆみ氏
14:30~14:40 総括&閉会の挨拶
15:10~17:00 視察
出発 →バス →佐城農業改良普及センター・農業試験研究センター(15:30-16:30) →佐賀駅(17:00) 解散
2014年8月27日(水) 3日目
8:30~13:50 視察
出発 →バス →有田工業高校(9:30-10:45) →バス →武雄市図書館(11:15-12:00) →バス →武雄温泉駅(12:15)降車可 →バス →佐賀駅(13:15)降車可 →バス 有明佐賀空港(13:50)解散

都道府県CIOフォーラムとは
都道府県および関係団体のCIO(情報化統括責任者)または情報化推進担当責任者で構成する任意団体。相互の情報共有や民間IT企業も含めた意見交換を通じて、IT施策の推進に寄与することを目的に2003年8月26日に設立された。「日経BPガバメントテクノロジー」が事務局を務めている。

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