先ごろ、米Amazon.comが米国でオンラインホテル予約サービスを始めたと伝えられた。このサービスは「Amazon Destinations」といい、米国時間2015年4月20日に大々的な宣伝がされることなく始まった。

 現在のところ米国の3つの都市圏の利用者を対象としており、Webサイトには米北東部、南カリフォルニア、太平洋岸北西部のホテル、イン、B&B(ベッド&ブレックファスト)が登録されている(画面1)。

画面1●「Amazon Destinations」のページ
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 同社の広報担当者によると、このサービスは主に近場の短期旅行先の宿を探している人に適しているサービスという。各宿泊施設についてはAmazonの担当者が実際に訪れ、サービス品質が同社の定める基準に達しているかどうかを確認していると担当者は話している。

 Amazonは2011年に「Amazon Local」という子会社を設立しており、その翌年から試験的に宿泊予約サービスを始めていた。このAmazon Localでは、レストランの食事や小売店の商品、演劇チケット、カルチャー講座の参加費などが半額以下になるクーポンを販売している。これらと同様、従来の宿泊予約サービスは、主に空室解消を目的に大幅値引きされる宿泊プラン、いわゆる“ラストミニット(直前売り切り)クーポン”を販売していた。

 今回始めたAmazon Destinationsはこれとは異なり、ラストミニッツクーポンだけを取り扱うものではない。例えばホテルなどの事業者が通常料金の宿泊プランを掲載できるなど、より柔軟な料金設定が可能なほか、サイト内に専用ページを設けて自社の施設をより目立つように紹介できるようになっている。

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