企業に「クラウドファースト」が広がりクラウドサービスの本格的な普及が進む中、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)や米マイクロソフト(Microsoft Azure)、米IBM(SoftLayer)など外資系のクラウド事業者がプレゼンスを高めている。並行して、クラウドサービスのコモディティ化に伴う値下げ競争も進んでおり、クラウドサービスの競争は激しさを増している。

 そうした中で、クラウド事業者の淘汰も始まっている。ユーザーである企業はどのようにサービスの取捨選択をすべきなのだろうか。

AWSがマーケットをリード、事業者の優劣が顕著に

 パブリッククラウドサービス市場では、AWSのクラウドサービスがマーケットリーダーとして圧倒的なシェアを誇り、市場を大きくリードしている。

 米調査会社のシナジー・リサーチ・グループは2014年第3四半期のクラウドインフラストラクチャー市場についての調査結果を2014年10月に公表した。これによると、クラウドサービス市場全体の規模は1年前に比べて49%増え、145億ドルにまで成長している。

 その中でAWSのシェアは27%で市場の支配的リーダーとなっている。2位のマイクロソフトが10%、3位のIBMが7%で、それを米グーグルや米ラックスペースなどが追いかけている状況だ(図1)。2位以下で目立つのはマイクロソフトで、1年の売り上げ成長率がAWSの成長率の約2倍に当たる136%となっており、急速にシェアを拡大している。

図1●クラウドインフラストラクチャーサービスの市場シェアと年間成長率
出典:Microsoft Cloud Revenues Leap; Amazon is Still Way Out in Front(米シナジー・リサーチ・グループ)
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