フラッシュメモリーを全面搭載した「フラッシュストレージ」。新興ベンダーに加え、大手ベンダーの製品も出そろった。HDDとは桁違いの高速性を生かす仕組みと、寿命を延ばす仕組みを紹介する。

 フラッシュメモリーを全面的に採用したストレージ「フラッシュストレージ」の新製品が昨年から相次いで登場している。米Fusion-io、米Violin Memory、米Pure Storageといった新興ベンダーが先行していたが、米EMC、米HP、米IBM、米NetApp、米Dell、日立製作所といった大手ベンダーが次々と発売。バリエーションが広がった。

ランダムアクセスを高速化

 フラッシュストレージの特徴は、ランダムアクセスがハードディスクドライブ(HDD)のストレージと比べて桁違いに速いことだ。

 ストレージのI/O性能は、1秒当たりの処理I/Oリクエスト数を意味する「IOPS」(Input/Output Per Second)で表す。小さいサイズのデータに対するランダムアクセスは、一般的なHDDの場合、100~200IOPSとされる。一方、フラッシュストレージの場合、ランダムアクセスのI/O性能は、ストレージベンダーの公称値で10万~100万IOPS以上。HDDと比較すると、数百~数千倍の性能が出る計算になる。

 HDDのようにディスクを回転させたりヘッドを移動させたりといった動作が必要ないことなどが、ランダムアクセスにおける大幅な高速化につながっている。

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