2016年12月10日、東京日本橋タワーにあるサイボウズの東京オフィスにて、オープンソースのオフィスソフト「LibreOffice」を日本語で使っているユーザーのための年次イベント「LibreOffice Kaigi 2016.12」が開催されました。

 LibreOffice日本語チームでは、これまで「LibreOffice mini conference Japan」という名前で、ほぼ年次でイベントを開催してきました(前回のレポート)。今回からは、日本語ユーザーによる日本語ユーザーのためのイベントであることをより強調するというコンセプトにしました。日本語でカンファレンスを意味する「会議」から取って「Kaigi」としました。

 筆者はイベント主催側としていろいろ準備を行なってきましたが、メンバー各位が多忙な時期であり、告知が行き届かないなかで30人ほどが参加し、基調講演を始めとしてさまざまなトークやライトニングトーク、パネルディスカッションを楽しんでもらいました。そのレポートをお届けします。

台湾で進むODF/LibreOffice移行

 イベント主催側としての今回のチャレンジは、海外からの基調講演者の招へいです。前回基調講演をお願いした吉田浩平氏も米国在住ではありますが、講演自体は日本語だったので、英語で講演してもらうというのは今回が初めてとなりました。

 Franklin Weng氏は、台湾でオープンソースの普及活動を行なっている団体「SLAT(Software Liberty Association of Taiwan:軟體自由協會)の評議員であり理事長です。

 台湾では現在3年計画で、政府の標準ドキュメントフォーマットとして、LibreOfficeの標準フォーマットであるODF(Open Document Format)を採用する活動をしています。Franklin氏はこの活動をコミュニティ側から牽引する中心的な役割を担っており、その内容を精力的にLibreOffice Conferenceや各種SNSなどで発表しています。

 彼の活動、そして台湾政府におけるODF移行の現状は、「日本のユーザーのみなさんにとっても絶対に面白いに違いない!」という思いで、招へいしました。講演自体は英語で行われましたが、資料の和訳のハンドアウトを配布しました。

台湾におけるODF移行について話すFranklin Weng氏
(撮影:近藤昌貴=LibreOffice日本語チーム、以下同じ)
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