ファーウェイ(華為技術)という社名よりも「HUAWEI P9」というスマートフォンなら記憶に残っている読者のみなさんも多いかもしれない。HUAWEI P9は独ライカと共同開発のデュアルカメラを搭載したSIMフリースマホだ(関連記事:独ライカと共同開発したデュアルカメラを搭載、使いやすさにも磨きをかけた「HUAWEI P9」)。そのファーウェイの日本支社ファーウエイ・ジャパンが、中国の深セン市にあるファーウェイ本社を案内するプレスツアーを10月12日から14日に開催した。筆者はこれに参加してきたので、そのレポートをお届けしたい。

ファーウェイは世界最大級の通信機器メーカー

 ファーウェイは、中国最大の通信機器メーカー。コンシューマー向けのスマートフォンやタブレットはもちろん、キャリア向けの基地局設備やネットワーク構築など、通信全般にわたる事業を世界で展開している。2015年のスマートフォンの世界シェアは約14%で第3位。BtoBのモバイルブロードバンド製品を含めると、世界最大級のメーカーと言っていいだろう。

 日本のキャリア向けにも、端末や通信インフラを供給するようになって久しいが、「HUAWEI」というブランド知名度はまだ高いとは言えない。ここ1~2年は、SIMフリー市場に注力し、「HUAWEI P9」のようなフラッグシップモデルを投入するなど、積極的な姿勢を見せている。

ファーウェイ本社は東京ディズニーランド4個分の広さ

 深セン市といえば、香港に隣接する中国広東省の都市。1979年に経済特区に指定されたのを機に、めざましい発展を遂げた都市だ。ファーウェイ本社は、市の中心部から車で40分ほど、竜崗区坂田というところにある。敷地面積は約200万平方メートルで、東京ディズニーランドの約4倍に相当するという。従業員数は4万人を超え、敷地内には社員寮もある。ひとつの街と呼ぶべき規模だ。

 取材陣が最初に案内されたのはR&Dセンター。ビルの地下に客人向けの展示ホールがあり、同社の最新技術や製品についての説明を受けた。キャリア向けの展示が中心で、ファーウェイがパートナーシップを組む世界中の通信事業者がここを訪れるそうだ。携帯ネットワーク用の通信基地局の展示や、サーバーなどクラウドシステムを展示していた。

敷地内でもひときわ高くそびえるR&Dセンターのビル
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通信設備をパッケージ化し、基地局の小型化が進められている
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取り付けが簡単な基地局の例。主に都市部に使われている
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照明器具に組み込んだ小型基地局。北京空港で導入されているという
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マイクロセル(小型基地局)の設置場所として公衆電話ボックスを提案。公衆電話そのものの利用を減少しているが、電源を供給できるのでアンテナを設置しやすく、左右の壁を広告ディスプレイにも使えるという
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