日本教育工学協会(JAET)と佐賀県教育委員会は2016年10月14日と15日の両日、「第42回 全日本教育工学研究協議会全国大会(佐賀大会) 兼 平成28年度 佐賀県ICT利活用教育フェスタ」を佐賀市内の会場で開催した。大会のテーマは「ICT利活用教育による新たな学びの創造へ向けて」。2日間で1928人の教育関係者が来場し、ICT(情報通信技術)を活用した教育に関する講演やワークショップ、公開授業、研究発表などに参加した。2日間のイベントの模様を報告する。

 大会初日の14日には、日本教育工学協会会長で横浜国立大学 教育人間科学部 附属教育デザインセンター教授の野中陽一氏が基調講演に登壇。「新たな学びを支える学校情報化の在り方」をテーマに、教育の情報化の現状や課題、日本教育工学協会の「学校情報化認定」事業などについて講演した。学校情報化認定事業は、ICT環境や授業でのICT活用、校務の情報化などの状況を基に学校の情報化進展度を診断する取り組みで、情報化が進んでいる学校や地域を表彰している。「教育の情報化に総合的に取り組み、情報化によって教育の質の向上を実現している学校」を「学校情報化優良校」として認定。学校情報化優良校のうち、特に優れた先進的な取り組みを行っている学校を「学校情報化先進校」に選んでいる。また、学校情報化優良校が一定の割合に達した地域を「学校情報化先進地域」として選定している。

 初日の全大会では、2016年度の学校情報化先進校、学校情報化先進地域の表彰式も実施した。先進校の表彰を受けた学校は、茨城県のつくば市立竹園学園東中学校、広島市立藤の木小学校、熊本県の高森町立高森東小学校、熊本県の山江村立山江中学校、滋賀県の滋賀大学教育学部附属中学校の5校。学校情報化先進地域は、福島県の新地町教育委員会、つくば市教育委員会、高森町教育委員会、山江村教育委員会、熊本県の産山村教育委員会の5地域の教育委員会が表彰を受けた。

佐賀市文化会館で開催した全大会の模様。2日間で1928人の教育関係者が来場した
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「新たな学びを支える学校情報化の在り方」をテーマにした、日本教育工学協会会長で横浜国立大学 教育人間科学部 附属教育デザインセンター教授の野中陽一氏の基調講演
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野中会長は、教育の情報化の現状や課題、日本教育工学協会の「学校情報化認定」事業などについて講演した
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全大会で実施した、2016年度の学校情報化先進校、学校情報化先進地域の表彰式の様子
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