ヤマト運輸は2016年10月26日、東京・羽田の大型物流拠点「羽田クロノゲート」で、「ベースマスターズ2016」を開催した。

 ベースとは、同社が全国69カ所で運営する発送・到着荷物の仕分けを行う物流ターミナル。全国約6000のセンター(営業所)が集めた荷物を、各地域のベースに集約。発送先のベース別に仕分けし、出荷する。今回のコンテストはこの仕分け作業の品質を競う「ベース品質技能コンテスト」と、改善作業の成果を発表する「BGM改善活動発表会」から成る。品質技能コンテストの模様をリポートする。

 ベースで働く作業スタッフは約4万人。そのなかから、各支社で予選を実施し、勝ち抜いた20チーム60人が参加した。朝10時、羽田クロノゲートの3階には、コンテスト参加者のほか、ヤマト運輸の神田晴夫代表取締役会長、長尾裕代表取締役社長社長執行役員をはじめ、執行役員支社長らの審査員が勢ぞろいした。

ベースで働く作業スタッフ4万人のなかから、予選を勝ち抜いた60人が羽田クロノゲートに終結
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北海道支社の早坂司さんが長尾裕社長の前で選手宣誓した
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 ヤマト運輸では以前から、全国の10支社がそれぞれ作業品質コンテストを実施していた。これを全国規模に拡大したのが2015年。今回は第2回に当たる。

 EC事業者間の「配達時間競争」がし烈になり、当日配送や指定時間配送の荷物が増えるなか、物流拠点の作業負荷は増している。「ベースはヤマトの心臓部。普段から積み重ねている創意工夫を、全社的に披露する場を作りたい」というヤマトホールディングスの山内雅喜代表取締役社長の思いが発端になっているという。

 開会式では長尾社長や労働組合の森下明利中央執行委員長らがメンバーを激励。「荷物を運ぶドライバーがお客様に感謝されるのも、ベースのメンバーが荷物を丁寧に送り出しているから。磨き上げた作業品質を是非発揮して」という言葉に送り出され、メンバーは「競技」に臨んだ。

競技の前に全員が一言コメント。「絶対優勝したい」、強気の言葉も
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 コンテストは、宅急便の荷物を手仕分けする「一般部門」と、書類などポストに入れられる小型の荷物を仕分ける「コモノ部門」の2部門で競う。まずは一般部門の模様を見てみよう。

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