アマゾン ジャパン(以下アマゾン)の月額読み放題サービス「Kindle Unlimited」が、2016年8月3日のサービスインから1カ月が過ぎた。Kindle Unlimitedでは、書籍や雑誌、マンガなどが月額980円(税込)の定額料金で読み放題になる。アマゾンの電子書籍リーダー「Kindle」をはじめ、無料のKindleアプリをインストールしたPCやMac、iOS端末やAndroid端末などで読める(図1)。加入から1カ月はフリートライアル期間だったから、既に有料メンバーになった方も多いに違いない。

図1●Kindle Unlimitedは多様な端末で読書できる。上段はAndroid端末、下段は左からiPad、Kindle Paper white、iPhone 6。それぞれに同じKindle本を表示した
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アマゾンの月額読み放題サービスを1カ月使ってみて

 筆者が前回執筆した「ついに到来した書籍読み放題時代、Kindle Unlimitedのインパクト」では、「本の書き手」の立場からKindle Unlimitedについて記した。今回は同サービスを1カ月間利用した使用感とその今後について、主に「本の読み手」の立場から考えてみたい。

 Kindle Unlimitedは、アマゾン独自のフォーマットである電子書籍「Kindle本」が読み放題になる。そのため、Kindle Unlimitedを評価するには、Kindle本の使い勝手について触れた上で、Kindle Unlimitedに特化したメリット・デメリットについて述べるのが順序だろう。なお、以下の記述ではiOS用のKindleアプリを基にしている。

 Kindle Unlimitedの対象となるKindle本は約12万冊で、アマゾンが配信する全てのKindle本が読み放題になるわけではない。サービス対象のKindle本には、価格の下に「読み放題対象」の文字が入っている。「読み放題で読む」ボタンをクリックすることでKindle本を自分の端末にダウンロードできる。

 ただし、前回の記事でも指摘したように、これにはちょっとした制限がある。一度にダウンロードできる読み放題対象のKindle本は、最大10タイトルまでとなっている。11タイトル目をダウンロードする場合、既存の10タイトルの中から1冊を削除しなければならない(図2)。

図2●11冊目を読もうとすると「利用を終了して続ける」画面が現れる。書棚にある既存の書籍のいずれかを削除すれば新しい本を追加できる
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