ICT(情報通信技術)を活用した教育の実践事例を紹介するイベント「eスクール ステップアップ・キャンプ 2017『西日本大会』」が、滋賀県草津市で2018年2月3日に開催された。会場では、2020年度からの小学校での必修化を前に、「プログラミング教育」についての実践事例の紹介が目立った。

 基調講演には、文部科学省生涯学習政策局情報教育課情報教育振興室長補佐の稲葉敦氏が登壇。小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、高等学校では2022年度から全面実施になる新学習指導要領で目指す情報教育や各教科でのICT活用について解説した。

新学習指導要領では、小中高等学校の全てで、プログラミング教育の充実を目指す
(出所:文部科学省)
[画像のクリックで拡大表示]

 滋賀県草津市立常盤小学校の北村淳教諭は、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を利用したプログラミング教育について発表した。北村教諭がPepperを用いたのは、4~6年生のプログラミング教育。授業では最初に基本的なロボットの仕組みや動かし方を指導した。そのうえで、児童に「Pepperを使って何をしてみたいか」というアンケートを実施し、それを基にグループに分かれてプログラミング学習を進めた。

 北村教諭は今回の実践事例について、「人型ロボットはプログラミングした内容がダイナミックに確認できるので、児童の『もっとこうしたい』という意欲を引き出せた」「試行錯誤し、改良を重ねる中で、プログラミング的思考を巡らせることができた」などの成果を示した。

ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を利用したプログラミング教育の狙い
(出所:滋賀県草津市立常盤小学校の北村淳教諭)
[画像のクリックで拡大表示]
北村教諭のプログラミング教育の流れ
(出所:滋賀県草津市立常盤小学校の北村淳教諭)
[画像のクリックで拡大表示]
小学校5年生の授業の様子。ロボットと児童の身振り手振りを交えて、物語「おおきなかぶ」の読み聞かせを発表した。読み聞かせの内容に合わせて個々のロボットが動作するようにプログラミングしている
(出所:滋賀県草津市立常盤小学校の北村淳教諭)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら