台湾での激闘から2週間経った2014年8月1日、国際情報オリンピックの日本選手団は文部科学省を表敬訪問していた(写真1、2)。懇談の席で同省の山中伸一事務次官は、「日本が出遅れている分野の1つに情報科学があると言われている。そのような中、全員がメダルを獲得するという活躍を見せてくれた。ありがたいことだ」と称賛し、代表選手たちの奮戦を労った。

写真1●文部科学省を訪問した日本代表選手と同省の山中伸一事務次官(左から3番目)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●文部科学省の山中伸一事務次官と懇談する日本選手団
[画像のクリックで拡大表示]

 1000人の予選を突破し、国際情報オリンピックに出場した代表選手4人。彼らは台湾大会で金メダル一つ、銀メダル二つ、銅メダル一つを獲得した(写真3)。日本選手団の団長を務めた伊藤哲史京都大学准教授は、「申し分ない健闘をしてくれた」と称える。

写真3●代表選手4人全員がメダルを獲得した
[画像のクリックで拡大表示]

競技中は選手それぞれに葛藤

写真4●「GAmeeting」の競技課題選定の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 国際情報オリンピックの競技は、2日間にわたって実施される。台湾大会で各選手たちは、7月15日と17日にそれぞれ5時間で3問の課題を解いた。課題は前日の夜、各国の団長らが出席する「GAmeeting」で採択される(写真4)。その後、団長や副団長、随行員らが、英語から日本語への翻訳する。英語を母国語としないほかの国々も同様だ。翻訳作業は徹夜となり、完了したのは翌朝5時頃だったという。

この先は会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が2020年1月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら