技術や製品の多様化,不十分な要件定義の増加,オフショア開発の進展などにより,基本設計の難易度がますます上がっている。一方で開発の現場では,新規開発案件において十分に時間をかけて基本設計を実施するケースのような,ITエンジニアが基本設計のスキルを磨くチャンスが減っている。そうした要因により,ITエンジニアの基本設計のスキル不足が叫ばれることも珍しくない。

 そこでここでは,基本設計の基礎を解説する。Part1では,基本設計を取り巻く環境の変化を改めて示したうえで,基本設計とは何か,ITエンジニアが身に付けるべく基本設計のスキルとは何かを提示する。Part2とPart3ではそれぞれ,DOA(データ中心型アプローチ)とオブジェクト指向による基本設計の基本を解説する。さらにPart4では基本設計で用いるパターンを,Part5では基本設計フェーズのドキュメントのレビュー方法をそれぞれ取り上げる。

Part1 今こそ「基本設計」のスキルを見直す 
Part2 設計手順の基本を身に付ける 
Part3 オブジェクト指向の基本設計を理解する 
Part4 方式設計で利用できる「パターン」を知る 
Part5 基本設計におけるレビューの勘どころ 
出典:日経ITプロフェッショナル 2005年12月号
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