このように「例外的にセキュリティ修正を更新する場合がある」「常にお客様からのフィードバックを検討する」とは言っているが,基本的にはWindows XP Home Editionのメイン・ストリーム・サポート期間の延長や,サポート終了後のパッチ提供は原則として行わないとマイクロソフトは返答した。

 そもそも,マイクロソフトがサポート・ポリシーを変更するのはよくあることだ。今回も,Windows Vistaの開発の遅れによってWindows XP Home Editionのサポート延長が必要になることはかなり前から分かっていたにもかかわらず,2006年に入ってやっと延長すると明らかにした。またWindows 98の時は,サポート終了間際になって突然サポートを延長した。

 とはいえWindows 98の突然のサポート延長は,ユーザーの批判も招いた。よってWindows XP Home Editionに関しては「終了間際のサポート延長」をしないことも十分考えられる。もしそうなら,Windows XP Home Editionのサポートは,本当にVista発売後2年で終了するのだろう。第1回でも述べたように,これからWindowsパソコンを購入しようとするユーザーにとっては,非常に難しい判断を強いられているのが現状だ。

 企業ユーザーであれば,セキュリティ上の面からもWindows XP Professional搭載パソコンを購入することをお勧めする。ホーム・ユーザーに対しては,これといったお勧め策がない。確実なのは,ホーム・ユーザーであってもWindows XP Professional搭載パソコンを購入することであろう。

Windows 98/Me/2000の寿命切れはまもなく

 なお,Windows 98/Meに関しては,2006年6月30日でセキュリティ修正パッチの提供が終了する。サポート終了まで4カ月を切っているので,なるべく早めにWindows XP(特にWindows XP Professional)に移行するのが望ましいだろう。

 Windows 2000 Professionalは,最短でも2010年6月30日まで延長サポートが続くので,まだ安心して利用できる。ただし2007年7月1日以降は,Windows Update(Microsoft Update)でWindows 2000用のパッチがダウンロードできなくなる予定である(関連記事の表3参照)。セキュリティ状態を最新に保つのが難しくなるので,一般ユーザーは注意が必要だ。

 次回は,Windows XPの次期サービス・パック「Windows XP Service Pack 3」のリリースが2007年後半に延期されたことの意味合いや,ユーザーが採るべき「自衛策」について解説する。

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