写真1●室戸岬に自生している「トベラ」
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 この数年、ゴールデンウイークの前半は愛媛の実家に帰省して老母と小旅行するのを定番にしている。今年は四国の東南端に位置する室戸岬へ初めて行った。天気予報では降水確率100%だったのだが、室戸にいた2時間あまりは晴れ間が広がった。太平洋の荒々しい波も、海に迫る山の新緑も陽光に輝いていた。海岸に自生するトベラ(扉)と言う木の花の甘い香りが、なんだか幸せな気分にしてくれた(写真1)。

 さて、本論に入ろう。2月に楽天が無料電話・メッセージサービスを提供するバイバー・メディアを9億ドルで買収し、3月にはLINEが携帯電話や固定電話への発信を可能にする「LINE電話」を始めるなど、電話アプリの話題がにぎやかだ。すっかり古株になってしまった「Skype」、大手通信事業者が提供するる「050 plus」「楽天でんわ」と、電話アプリは百花繚乱の趣がある。

 これらを電話番号の観点で分類すると大きく2つに分けられる。今回は電話アプリを題材に、電話番号の意味とその活用について述べたい。

「やどり木型」電話はなりすまし

 図1は電話アプリを電話番号と方式の2つの観点で分類したものだ。

 電話アプリには、「やどり木型」とそうでないものとがある。やどり木型電話アプリは自身の電話番号を持たず、他事業者の番号を発信元電話番号として使って通話する。やどり木型でない電話アプリとしてはNTTコミュニケーションズ(NTTコム)の050 plusとSkypeがある。Skypeは電話番号ではないが、独自のSkype IDを持っている。方式としては唯一、楽天でんわだけが回線交換であり、ほかはIP電話である。

図1●電話アプリの分類
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