「Ghostery」というWebブラウザーの無料プラグインソフトをご存じだろうか。この記事は、Ghosteryを導入して読むと楽しめるだろう。なおこの記事の後半で、日本の個人データ保護に関連する法改正の議論に触れる。それまでしばらく、こちらの話にお付き合いいただきたい。

 政府のIT総合戦略本部が開いている「パーソナルデータに関する検討会」の難解で日常生活にはあまり関係なさそうに見える議論が、ぐっと身近になることもうけあいだ(関連記事1:「準個人情報」など類型示す事務局案に異論相次ぐ、パーソナルデータ検討会 、関連記事2:「準個人情報」類型に対案や反対意見、パーソナルデータ検討会第8回、関連記事3:個人情報保護法の権限などを第三者機関に移管、パーソナルデータ検討会で事務局案提示 )。

 「パーソナルデータなんて自分には関係ない」と思っているならば、Ghosteryを導入してみてほしい。インターネットであなたの行動履歴をデータとして誰が利用しているか分かりやすく見せてくれるからだ。

写真1●ITproにアクセスしたときのGhosteryの表示
[画像のクリックで拡大表示]

 Ghosteryは、インターネットエクスプローラーを除く主なブラウザーに対応している。ブラウザーの拡張機能や、こちらからできる。インストールしてサイトにアクセスすると、ずらりと表示されるのは解析ツールやトラッキングツールと呼ばれるものだ(写真1)

 それをクリックすると、ユーザーの行動を追跡するツールを提供している企業の情報が表示される。なかには60件以上も表示されるサイトもある。ツールを提供しているのは、ネット広告関係やサイト解析、SNSなどだ。

 Ghosteryでは、導入したユーザーから匿名でデータを取得して、これらの企業の技術やプライバシーポリシーを表示する。「トラッカーをブロック」を選べば、希望しないツールを除外できる。ユーザーが自らプライバシーやデータの性質を判断して、“情報の利用のされ方”をコントロールできるわけだ。

この先は会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)は12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら