「今の大学生にとっては、日常的に触れる“コンピュータ”はパソコン以外の携帯端末、特にスマートフォンです。つまりネットワークの利用は、ほぼスマホのアプリケーション経由になるんですね。そのため、ほとんどネットワーク技術を意識せずに、インターネットを使っている学生さんが多いようなんです」――とは、ある大学で情報系の学科を受け持つ先生に最近うかがった話である。

 現在の大学1年生が生まれたのは、1990年代半ばのこと。そう考えれば「まあ現状はそんなものだろうな」とは思うのだが、改めて大学の現場の先生に話をうかがうと興味深い。

 一昔前は、デスクトップパソコンに対してブロードバンドルーターなど何らかのネットワーク機器を有線でつなぎ、インターネット接続するのが一般的だった。例えば筆者の実家で初めてブロードバンドのインターネット接続サービスを契約した1999年頃には、Windows 98のデスクトップパソコンをCATVのモデムにつなぎ、各種のネットワーク設定をした記憶がある。

ネットの利用はスマホがメイン

 「そんな風に、ネットワークの機能を持った独立した機器が目の前にあり、自分で設定などをしていじったことがあれば、TCP/IP、DNSなどの技術に対するイメージも持ちやすいと思います。ところが最近の学生さんの中には、情報系学部に所属していても、入学当初はパソコンを日常的に使ったことがない人や、ブロードバンドルーターなどはよく知らない、といった人もいるんです」(前述の大学教員)。

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