筆者はここ2年ほど、月刊誌に毎号掲載するイベントやセミナーの紹介欄を担当していた。紹介していたのは、IT関連、主にコンピュータネットワークに関係したものだけだったが、それでも毎月6つある紹介枠が空欄になることはなかった。

 これだけセミナーの数が多いと、選択肢が複数あるので、どれを選んだらよいか悩んでしまうだろう。セミナーのプログラムや講師のプロフィールを確認してある程度内容を判断できるが、実際参加した人の満足度などはネット上で調べてもなかなか出てこない。

 日経BP社が2012年の1年間に開催したIT関連の有料セミナー(コンピュータ関連媒体が主催するもの)は、約70あった。これらの参加者に対するアンケート調査の結果を公開できないかと考えた。そうすれば、これから参加してみようと思う人に対して、少しでも参考になると思ったからだ。

 しかし筆者が尋ねたセミナー運営部署の担当者によると、アンケート結果は、個々のセミナーの担当者にフィードバックしているものの、公開はしていないという。そこで、日経BP社が行うセミナーにおいて、参加者の満足度がどの程度なのかを、個別ではなく全体の傾向として記事にするという約束で、アンケート結果のデータ(個人情報は含まれていないもの)を閲覧する許可を特別にもらった。

 今回は、その集計結果を紹介する。日経BP社がこの集計データを公開するのは、初めてではないだろうか。今後セミナーへの参加を検討している人が、参考にしてくれたらありがたい。なおこの集計データは、筆者が生データから手作業で行ったもので、すべてを何度もチェックしたものではない。多少の間違いがあるかもしれない点は、あらかじめご容赦いただきたい。

「参考になった」以上の評価が8割

 今回の集計は、セミナー参加者が受講後に回答するアンケートにある、その満足度を問う「とても参考になった」「参考になった」「普通」「あまり参考にならなかった」「全く参考にならなかった」の回答を数えた。約70のセミナーの全回答を集計したところ、「参考になった」と答えた比率が48%と最も高く、「とても参考になった」(32%)、「普通」(11%)と続いた(図1)。ほかの事業者が開催するセミナーの結果がいかほどかわからないが、参加者の8割が「参考になった」以上の評価をしている。

図1●2012年に日経BP社が実施したコンピュータ関連のセミナーにおける満足度調査
セミナー参加者が受講後に回答したアンケートの結果を集計。無料セミナーを除く、アンケートを実施した約70のセミナーを対象とした。
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