アップルiPadのほぼ寡占状態にあったタブレット市場に、グーグルが格安の「Nexus 7」を投入。来週にはiPadの小型版である通称“iPad mini”の発表が噂されるほか、来週末からはWindows 8搭載タブレットがいろいろと登場してくる。何度も噂が流れたアマゾンのKindleも国内販売を控えていそうだ。これだけ次々と出てくると、どれを買えばいいのか悩む人もいるだろう。

 最初に、筆者の持っているタブレットを紹介しておこう。iPadが初代iPad(3Gモデル)、iPad2(3Gモデル)、新しいiPad(Wi-Fiモデル)の3種類が勢ぞろいしている。そのほか、初代のGalaxy Tab(SC-01C)にedenTABというAndroidの7インチタブレット。さらに先日、米国でNexus 7とKindle Fire HDの7インチタブレットを購入してきた。Microsoft SurfaceなどのWindows 8タブレットも購入する予定である。今回は、そうしたタブレットを使ってきた筆者の経験に基づいて、選択のポイントとなる部分を紹介してきたい。

 タブレットのスペックとして違いのある部分は多岐にわたるが、筆者が重要なポイントと考えているのは、サイズ、通信、カメラの3つである。その理由を説明していく前に、前提となるタブレットの用途を想定してみたい。

 筆者はタブレットの主たる用途として、コンテンツの「参照」「発信」「再生」の3つの使い方があると考えている。簡単に説明すると、コンテンツの参照はクラウド上に格納したデータやWebの情報をタブレットで参照する使い方、コンテンツの発信はソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などに情報を発信するという使い方、コンテンツの再生は電子書籍や音楽、映画のようなコンテンツを見たり聞いたりするという使い方である。

最も基本となるポイントは「サイズ」

 こうした用途を前提に、先ほど挙げた3つのポイントを見ていこう。まずタブレットのサイズに関しては、大きく10インチ以上の大型タブレットと7インチくらいの小型タブレットの2種類に分かれる。前者にはiPadやWindows 8タブレット、大型のAndroidタブレットが該当する。一方、後者はNexus 7やKindleなどが該当する。

 先ほど挙げた3つの用途のうちの「発信」に関しては、サイズはあまり重要ではない。SNSなどに投稿する際には画面サイズは大きくても小さくてもあまり関係がないからだ。

 残る「参照」と「再生」については、画面が大きい方が基本的には使いやすいだろう。だが、サイズが大きくなると重量も重たくなる。画面が大きな方が情報をいろいろ見やすいが、そのトレードオフとして重くなるのだ。例えば、Nexus 7などの7インチタブレットは300~400gなのに対し、iPadは650g強と約2倍の重さになる。

 実際に使ってみると、この差は非常に大きい。10インチタブレットはテーブルがあるか、少なくとも椅子に座った状態でないとうまく使えない。だが、7インチタブレットなら、電車で立ちながら片手で使うことも可能だ。横になりながら利用する場合も、7インチなら手で持っていて苦にならないが、10インチは置きながらでないと手が疲れて長時間は使えない。

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