ITのユーザーが直接利用しているのは、パソコンなどで動作している「デスクトップOS」である。注目を浴びているクラウド・コンピューティングでも、ユーザーがデスクトップOSを操作するという状況は変わらない。このデスクトップOSの分野で圧倒的なシェアを誇っているのがWindowsである。UNIXやLinux、ネットワークコンピュータ(NC)など、デスクトップOSの市場を狙って、これまでも新しいOSやコンセプトがいくつも出てきたが、Windowsの牙城を揺るがすには至っていない。

 このデスクトップOS市場への新たな挑戦者として注目されているのが、米Googleの「Google Chrome OS」である。次々と新しい技術を提供し続けるGoogleが開発するデスクトップOSということから、Windowsを脅かす存在になるのではないかとみられている。そこで、Google Chrome OSを現時点でどのように考えているか、ITpro読者に聞いた。その結果、関心は高いものの、実際の購入や将来の普及については懐疑的な印象を持っていることがわかった。

 また、今回の調査では、噂の米Appleのタブレット型新製品(関連記事)についても尋ねてみた。こちらは、Mac OSユーザーは高い関心を持っているものの、それ以外のユーザーの関心はあまり高くないようだ。

 なお、今回のアンケートは2010年1月12日から1月19日までの約1週間に渡って実施した。ITpro会員2004人から回答を得た。

現在のシェアはWindowsが圧倒的

 アンケートでは、まず最初に回答者が日常的に使っている(週に数回は使う)デスクトップOSについて聞いてみた。複数回答可で尋ねた結果が図1である。予想通りWindowsを使っている人が圧倒的で、実に98.5%に達した。2番目に多かったLinuxは9.6%、3番目に多かったMac OSが8.0%と、Windowsとは大差がある。

図1●日常的に使っているデスクトップOS(有効回答数1997、複数回答可)
図1●日常的に使っているデスクトップOS(有効回答数1997、複数回答可)

 その中でメインに使っているデスクトップOSを一つだけ答えてもらった。その結果が図2である。こちらでも当然ながらWindowsが95.5%と圧倒的なシェアを獲得している。それに対し、Mac OSは3.6%、Linuxにいたっては0.8%と大幅に低下する結果となった。メインに使っているOSはWindowsがほぼ独占といっていい状態であることが確認された。

図2●メインに使っているデスクトップOS(有効回答数1985)
図2●メインに使っているデスクトップOS(有効回答数1985)

4分の3の人がChrome OSに興味を示す

 こうした回答者の状況を確認した上で、「Google Chrome OS」について、どのように考えているかを聞いてみた(図3)。その結果、「非常に興味がある」と答えたユーザーは22.6%、「ある程度は興味がある」と答えたユーザーは50.5%と、合わせて4分の3近くの回答者が興味をもって見ていることがわかった。

図3●Chrome OSに興味があるか(有効回答数1995)
図3●Chrome OSに興味があるか(有効回答数1995)

 Google Chrome OSは、昨年の発表から非常に注目されている。2010年後半には正式に提供されて、プリインストール搭載したネットブックPCなどが登場すると見込まれている。実際の製品が出てくるまで半年以上もある時点で、70%を超える人が関心を持っていることになる。

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